本文中の聖句は日本聖書刊行会発行の新改訳聖書より引用。画像は著作権切れ等のパブリック・ドメインのものを使用しています。 最新記事へ
12月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
<< 架空RPG『新約聖書』キャラクター紹介2(シモン・ペテロ編) 聖書に“トリビア”なんてあり得ない!? -- それを言っちゃァお終いよ >>





カテゴリー
日常雑記
書籍・コミック・映画・TVドラマ
聖書・キリスト教(考察)
聖書・キリスト教(生活)
聖書・キリスト教(基礎)
聖書のネタ, ジョーク
時事・社会
宣伝・告知
ウェブログ・ネット関連
ブログ「蛇の抜け殻」について
映画「パッション」関連


クリスチャンへの100の質問回答はこちら

最新コメント


ブックマーク
CLCブックスONLINE
KIRISUTO.INFO
ICFフォーラム
ロゴス・ミニストリー
ebible
聖書の人物
聖書の間違い
クリスチャン新聞
リバイバル新聞社
世界キリスト教情報
The Christian Science Monitor
ChristianNewsToday.com
心と宗教@2ch掲示板
民俗学・神話学@2ch掲示板
考古学(仮)@2ch掲示板
共同通信
朝日
読売
産経
ロイター・ジャパン
HotWired Japan
Slashdot Japan
The JESUS Film Project


聖書 or キリスト教ブログ



お気に入り&巡回先


「蛇の抜け殻」を登録する by BlogPeople


[ 書籍・コミック・映画・TVドラマ ] 「ユダヤ人とローマ帝国」大澤武男/講談社現代新書
Track back(0) | 2004年04月26日Clip!!

 数日前に読了。古代社会における反ユダヤ思想の形成過程について。

 厳格な一神教で、“割礼”などの奇妙な(異教徒からすれば“おぞましい”)風習を強いるユダヤ教、それを信じるユダヤ人は、歴代の帝国の為政者やその国民からしてみれば“厄介な”存在であったと思います。「ユダヤ人は自ら孤立を求めた」との作者の見解にも納得。
 むろん、それだけで二十世紀のホロコーストが引き起こされたというわけでもないですが。

 ホロコーストに限って言えば、むしろ、ナチス・ドイツが利用したのは、新約聖書の反ユダヤ的な表現部分、ヨハネによる福音書8章44節であるということ。


 あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。(新改訳聖書)


 これはイエスの言葉であり、「あなたがた」というのはユダヤ教のパリサイ派の人々ですね。イエスが形式主義のパリサイ派を諌めるために言った言葉が時代とともに曲解され、ユダヤ人一般全体が「悪魔」であるとされたらしいです。既に一世紀中頃の初代教会において、ユダヤ人にキリスト殺しの全責任があるかのような思想が形成されていたとのこと。なるほど。いかにユダヤ人に対して日頃から鬱憤をためていたとはいえ、ナチスのプロパガンダに簡単に洗脳されてしまった背景には、そんな宗教的な下地があったからか。

 映画「パッション」にユダヤ人側から抗議の声が上がったということですが、ユダヤ人がこの問題に敏感になるのも無理もないことだと思いましたね。私はこの映画をまだ観てないので、今からこんなことを言うのもなんですが、映画が本当に反ユダヤ的であってもそうでなくても、ユダヤ人には抗議をする権利があるし、キリスト教徒はそれを真摯に受け止めなければならないと思います。

 私もさすがに「ユダヤ人は悪魔だ」と教会で教えられた記憶はないですけど(今の時代はどの宗派でもそんなことは教えていないだろうけど)、それでも「イエスをメシアだと認めず、十字架刑を望んだユダヤ人は悪い(救われてない)」という暗黙のメッセージのようなものを、子ども心に感じた記憶はあるぞ? それは私が通っていた教会に限ってのことだったんですかねぇ?
 多分、日曜学校で教師の奉仕をしていた大人の誰かが、“うっかり”そのような意味にとれる発言をした程度のことなんだろうけれども、この“うっかり”というのが曲者で、その人やその人が属している集団が、無意識的にどのような思想を共有しているかがはからずも露呈されてしまったということだと思いますよ。

 悲しいかな、今世界を騒がせている遠因の一つに「一神教」の思想があるのだけれども、同じ一つの神を信じていても「救われる方法が一つしかない(あんたらのやり方じゃァ地獄行きだよ)」という考え方にも正直、疑問を感じます。排他的で、そこには「愛」が感じられない。

 まぁ、そんなことを言ってるくせに、その同じ頭で一神教のキリスト教を信じている私です。それこそ矛盾していて偽善的で、クリスチャンにも非クリスチャンにも“嘘臭い”と思われるかもしれない。でも、歴史的にみて教会は明らかに間違いを犯してきたし、今だって何が正しくて何が間違っているかわからないです。例えば、アメリカの或る一部の教会にしてたって……。どう考えてもイエスが説いてきたこととは真逆のことを支持しているとしか思えないんですけど。

 すると今度は「歯車が狂いだした初代教会以前、イエスの時代の教えに戻ろう」とする人々も出てくるわけですが、それはそれで「キリスト教原理主義」というますます厄介な問題にぶつかってしまうらしいのです。

 というわけで、次は同じく講談社の「原理主義とは何か―アメリカ、中東から日本まで」を読んでいます。こういうのばっかり選んで読むから、ますます不信心になっちまうんでしょうかねぇ。


snaky << 架空RPG『新約聖書』キャラクター紹介2(シモン・ペテロ編) 聖書に“トリビア”なんてあり得ない!? -- それを言っちゃァお終いよ >>



 アンケートにご協力を。小窓が開きます。

ランキング
人気blogランキング


最新エントリー


ウェブでの拾いモノ




只今読書中

聖書の暗号2

衝撃度:★★★★☆








Powerd by News Handler